記憶の旅
今でも高校時代のクラスメイト10人くらいで
たまぁに集まったりして
10年も経ってるのに全然その頃と変わらない関係性で
ワイワイ飲んで騒ぐんだな
こんな時間にすごくホっとして
私が卒業した高校のクラスは「芸術科」で
「音楽専攻」と「美術専攻」の、ごった煮でした
37人中 女子33人!
たった4人の心優しい男子 とともに3年間有意義に過ごさせてもらった
高校生らしさも、男女の垣根も感じられないほど幼児化したクラスで
37の個性が共存する教室は 目で見てもうるさくて
やかましく、いやハツラツと刺激的な毎日
校則が無いことにつけ込んでか
コギャルブームを逆走するような 私服と区別のつかない制服の着こなし
ルーズソックス全盛期にも関わらずカラフルなそれぞれの足下
男女仲良く教室でお着替
担任「あなたたち、仲がいいのはいいけど・・・」と呆れる始末
イベントではここぞと団結力を発揮し
文化祭では芸術センスと緻密なアイデアで作り上げたお化け屋敷
放課後は遅くまで美術室や音楽室にこもり仲間と楽しみながら課題をこなす
好きな事をまっとうしながら自己を確立
卒業式のかけ声みたいになってきたのでこの辺にして
それはもう大好きな人達でした
人が【自分探し】をする時期って だいたいいつ頃なんだろう?
とりあえず大学生になってから?
それとも社会人になって収入が安定してから?
やりたくもない仕事に嫌気がさしてから?
結婚して親になって人生を見つめ返してから?
それさえせずに、ずっと生きていく人だっているかもしれないのに
思えば私はこの時期に
自分のやりたい事に気付いてその為の時間が持てて
個の中で個を感じられる贅沢な境遇にいたのだなあって
それまで私は自分の静かな夢をどこか奥にくすぶっていたから
この頃 自分以外の強烈な個性とともに生活をしてみて
はじめて心を許せたような気がして
人を好きになれたし自分も許せるようにもなったし
どんなに生きやすくなったことか
そんな中で最も影響を受けたような気がしている人
彼は映像監督になりたくて
いつもビデオカメラを回して何に関してもアンテナを張っていたな
私はその彼に特別な感情を抱いていた訳では無かったし
とくに二人称のやりとりがあったわけではないけれど
自分がやるべきことを解ってる人
っていう認識の仕方で彼を尊敬していたような
実際
彼のように優しく愛がこもった
感動できる作品をつくれる人って なかなか出逢えないもの
こんな風に人に感動を与えられる自分になろうって
私も思ったんだな
話は戻って
そういえば春頃
私のライブにその彼が一人でやってきて
ステージをみてくれたあと
感動した と言ってくれた
私はそのことに感激して
それはもともと貴方から芽生えた勇気だ と言いかけた
話をきくと今は映像制作会社で
当時の夢と同じものを追い求めているんだとか
ああ嬉しいなあ
彼はきっとこれからも揺るがないのだろう
自分に何か大きくて大切なものを与えてくれた人が
覇気を失っていないこと
それだけでも支えになるし
密かにそんな存在で居続けてくれる彼には感謝している
この間また大勢で集まったときに
最後まで居残った私たちは朝までたわいもない話をしていて
向かうところは違えど
まだまだ同志だと感じて
ついでにそんな昔のことを
思い出した
どんな関係性においても
いつまでもお互いがお互いの密かな支えでいることは
難しいことかもしれない
けど
そういう人がいるのといないのでは
人生違うと思った
今までにも
たくさん
出逢っているじゃんか
恵まれてる








